ゆとりをもって運転しようぜって話

雑記

どうも、MBです!

 

先日、こんなことがありました。

(うまいこと動画をシェアする方法がわからないので、Twitterにアップしたものを埋め込みました)

 

なんとなくおばあちゃん渡って来そうな感じがしたんで、あぶないなと思っていたんです。
そしたら本当に渡ってきて…

ここは国道36号線。
工業都市室蘭から苫小牧港や新千歳空港を通って札幌までを結ぶ幹線道路です。

この場所も郊外の住宅街からほど近い場所ではあるのですが、片側2車線で大型車両も多い、市内では比較的交通量の多い場所です。

 

なぜ、おばあちゃんは渡ろうと思ったのでしょう。
外から見ていると渡れるタイミングには見えなかったので、謎です。
もう本人にしかわかりません。

いや、本人もわからないのかも…

 

判断をあやまったのか。
信号が変わり、間違ったと思った事で焦って引き返せなくなったのか。

 

ただ、間違いなく言えることはふたつあります。

ひとつは、今後こういうケースはきっと増えてくるだろうということ。
そしてもうひとつは、赤信号で渡ってくる歩行者を1人くらい渡りきるまで待ったとしても、それほど遅れることはないということです。

 

高齢者の運転による事故のニュースが連日のように報道されていますが、高齢者の事故が増えているという現実は、決して大きく報道されるような自動車の運転による事故に限った話ではないはずです。

年齢とともに判断力や身体能力は誰でも低下してしまいます。
高齢化社会が進んでいけば、無理な横断によって事故に巻き込まれたり、自転車で事故を起こしてしまう高齢者の方は今後もっと増えてくるはずです。

 

もう、信号が青だとか赤だとか、どちらが優先かとか、道路交通法に従うだけでは安全に道路を使えない時代が確実にやってきます。

 

そんなときに若い私たちは、例えば「相手(高齢者)に過失があるのだから轢いてしまったって仕方ない」と言えるでしょうか。

あるいは「お年寄りがフラフラして事故を起こそうが、自分さえ巻き込まれなければ関係ない」という態度でいられるでしょうか。

 

このとき、僕のバイクを含め4車線それぞれの先頭の車両がおばあちゃんが渡るのを待ちました。
後ろから無理に追い越してくる人もいなかったし、信号が変わっても進まないことに苛立ってクラクションを鳴らすような人もいませんでした。

その間、ほんの10秒前後です。
目的地への到着時間に影響しないどころか、次の赤信号で追いつくレベル。

急いだって、事故の危険が高まるだけで何にも良いことなんてありません。
みんなでおばあちゃんが渡り切るのを見守り、そのあとは何事もなかったように進みました。
たまたま撮っていたこの動画をわざわざ切り出してシェアしたのは、こういう「近くの他人への優しさ」とか「相手に譲る気持ち」がもっと溢れてほしいなと思ったからです。

みんなが安全に譲り合って道路を使えるのなら、信号も交通ルールもいらないはずなんです。
実際、昨年の胆振東部地震のときには停電で信号機が機能していませんでしたが、自然とみんなお互いに譲り合っていたんですから。

 

ドライブレコーダーの普及で「煽り運転された!」とか、逆に「煽られ運転だ!」などと言って気に食わない相手の運転を動画でSNS等に投稿して晒し上げる行為をよく見かけるようになりました。

確かに、ひどく理不尽なものもあります。

しかし一方で煽られたというほどのものでもなかったり、ちょっと譲ってあげればお互いに気持ちよく走れたのではと首をかしげてしまうようなものも多く見かけます。

とにかくみんな自分が正しくて、交通ルール上間違ったことをしている相手が憎たらしくて仕方ない。
そんな感情むき出しになっているようにしか見えないのです。

それでは、事故やトラブルが減るはずがありません。

 

煽ってくるような阿呆がいたら、先に行かせればよくないですか?
前の車が遅いからって、煽っても早く着くわけではありませんよ?
歩行者や自転車が危険な動きをするかもしれないって思いながら運転しろって、教習所で習いませんでした?
無理に横断しようとする歩行者や強引に割り込もうとする車に道を譲っても、そんなに遅れなくないですか?

冷静に、心にゆとりとやさしさを持って運転したいなと思う今日この頃です。

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